中古住宅を購入するときのチェックリスト:これだけは押さえたいポイント!

はじめに

中古住宅は、完成した状態で内覧できるうえに、新築より安く購入できる点が最大の魅力です。
しかし、購入時には多くの注意点があり、ちょっとした見落としが失敗につながることもあります。
この記事では、中古住宅を購入する際に確認すべきポイントを6つご紹介します。購入後に失敗や後悔をしないためにも、ぜひ最後までご覧ください。

1,立地と周辺環境の確認

物件にばかり目がいきがちですが、立地や周辺環境の確認は、快適な生活を送るために非常に重要なポイントです。以下の点を確認しましょう。

 交通アクセス

通勤・通学の利便性はどうかを確認しましょう。最寄り駅やバス停までの距離をGoogleマップで確認することで、実際の距離や交通機関の混み具合、運行状況を事前に把握することができます。

 買い物や生活の利便性

スーパーやコンビニ、病院など、生活に必要な施設が近くにあるかを確認しましょう。お子さんがいるご家庭なら公園や学校が近くにあるかも併せて確認しておくと良いでしょう。

 治安

実際に足を運んで、昼夜の雰囲気を確認し、治安の状況を把握しましょう。

2, 建物の状態を確認

中古住宅の価値は、建物の状態によって大きく左右されます。以下のポイントをしっかり確認しましょう。

 築年数

一般的には築20年以内が望ましいとされています。しかし、リノベーションが済んでいて適切に手入れされている場合は、築年数が多少古くても問題ないことがほとんどです。

 外壁や屋根の劣化

外壁や天井、屋根にひび割れがないか、カビが発生していないか、また雨漏りの痕跡がないかをしっかりと確認しましょう。

 配管や水回り

キッチン、浴室、トイレなど水回りの設備が正常に機能するか確認しましょう。また、後々のトラブルを避けるためにも水漏れやサビといった劣化や故障がないかもしっかりチェックしてください。

3,土地の権利と法的な確認

購入後のトラブルを避けるために、以下の点を必ず確認しましょう。また、少しでも気になることがあれば、契約前に必ず確認しましょう。

 土地の権利

中古住宅を購入する際は、必ず土地の権利調査を忘れずに行いましょう。不動産登記簿を確認し、土地の権利だけでなく条件についてもしっかりと把握しておくことが大切です。

 用途地域

将来的に住環境に影響を与える可能性があるため、周辺に工場や商業施設などが建設される予定がないか確認しましょう。

 建ぺい率・容積率

増改築を考えている場合、土地に対してどれくらいの建物を建てることができるか、建築可能な範囲を確認しておきましょう。

4,費用のチェック

中古住宅を購入する際は、物件の価格だけでなく、その他の費用も発生することを忘れてはいけません。例えば以下のような費用がかかります。

 修繕費

新築住宅とは異なり、中古住宅は築年数が経過しているため、屋根や外壁、配管、水回り、電気設備などの劣化が進んでおり、急な修繕が必要になることもあります。

 固定資産税

固定資産税とは、住宅や土地などを所有している人が納める税金です。年に4回に分けて納付するので、年間の税負担も計算に入れましょう。

 諸費用

不動産会社が仲介する中古住宅を購入した時にかかる「仲介手数料」や、契約書に貼り付けて納付する「印紙税」、不動産の登記手続きにかかる「登記費用」など多くの諸費用がかかります。

5,近隣住民との相性

近隣住民と良好な関係を築けるかどうかは、住み心地に大きな影響を与えるため、重要なポイントです。購入前に、周辺の環境や住民の雰囲気を確認しましょう。

 周辺の騒音レベル

昼間だけでなく、夜間の静けさはどうかも確認しておくと良いでしょう。

 自治会活動

自治会活動や地域特有のルールがある場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

6,専門家の意見を聞く

中古住宅を選ぶには、専門家のアドバイスを受けることも一つの方法です。専門家の意見を聞きながら慎重に選ぶことで、自分にぴったりの納得できる住宅を選ぶことができます。

 ホームインスペクション(住宅診断)

専門の住宅診断士に建物の状態を診断してもらうことで、目では確認できない建物の劣化状態や隠れた欠陥を見つけることができます。購入や修繕の参考材料となるので、より安心して物件を選ぶことができます。

 不動産会社のアドバイス

信頼できる不動産会社かどうかを見極めることも重要です。分からないことや疑問に思うことに対してスピーディーに丁寧に対応してくれるかどうかをよく確認しましょう。信頼できる会社であれば、手続きや価格の交渉、購入後のサポートなど安心して受けることができます。

まとめ

中古住宅を購入する際は、多くのチェックすべきポイントがありますが、事前にしっかり確認することで後悔や失敗を防げます。この記事でご紹介したチェックリストを活用し、自分にぴったりな理想の住まいを見つけましょう。